|
巻頭特集3 姫バラが解説する「ブラ☆コン」石鹸洗髪術
ルクサ店長の内村です。いつもご愛顧感謝します。
さて、ここでルクサのご愛用者の一人、姫バラさん(*1)にご登場いただき、自ら試行錯誤の上たどりついた「ブラ☆コン」石鹸洗髪術を御指南いただきます。石鹸洗髪が初体験の方や、何度かチャレンジしたけどうまくいかなかった方は、ご参考にしていただければ幸いです。
では、姫バラさん、どうぞ!
************************************
皆様、ご機嫌麗しう? 姫バラざます。
ルクサーノ(*2)よりご依頼頂戴し、このたび姫バラ流の石鹸洗髪術を披露することと、あいなりました。
石鹸洗髪、一般には「石鹸シャンプー」とも呼ばれ称されます。かつてはマニアックな所行でございましたが、最近では石鹸生活者が増えてきたせいか、多くの方の関心事になりつつあります。最初におことわりしておきますが、私は石鹸洗髪の達人ではございません。むしろ、我は石鹸洗髪の神に見放されたり、と思いいたる程、どん底状態を体験し、何度も挫折しかけました。
それは、長年に渡る(石油系の)ケミカルな洗髪料、染色料漬けが私の髪と地肌を痛め続けていたせいです。「脱ケミカル」をめざして石鹸洗髪を始めた当初は、石鹸自体が全く泡立たず、ベタベタ・キシキシ地獄の仕打ちを受け、いっそ市販のシャンプー・リンスに戻ろうかしらん、と幾度となくその誘惑に足元をすくわれそうになりました。
しかし、そんな時「石けん百貨」さん(*3)の洗髪方法のビデオやページ説明を見て研究したり、他の先人のホームページを参考にしたりして、ベタベタ・キシキシ感を如何に払拭できるか、私なりの試行錯誤でチャレンジを繰り返しました。そうしてたどりついたのが、ヘアーブラシを活用した、姫バラ流の石鹸洗髪術「ブラッシング☆コンディショニング」という訳でございます。
略すれば、ブラ☆コン。お兄ちゃ〜んって叫ぶブラザー・コンプレックスでもなければ、バブルガムブラザーズの片割れでもないざますよ。真ん中に☆がついているのは、つのだ☆ひろ(*4)や、ラブ★コン(*5)なんかをちょっとマネしてみただけ。ほんの戯れでございます。
ブラ☆コンの要は、よく泡立てて、よく濯ぐこと。これにつきます。
石鹸洗髪後にベタベタ・キシキシ感がでるのは、石鹸カスが地肌や髪(特に痛んだ髪の小さな傷)につくことが主な原因。地肌を中心に石鹸をよく泡立てることで、こびりついた石鹸カスを石鹸の泡で分解して落とします。そして、ブラッシングしながらお湯で良く濯ぐことで、石鹸カスをとことん洗い流します。カスが残らなければ、スッキリ、サラサラになるわけです。
「ブラ☆コン」石鹸洗髪術を、順を追って説明します。
ご用意いただくモノは3つ。ルクサの石鹸、ルクサのコンディショナー、そしてヘアーブラシ。ブラシの選び方は、文末に詳しく記すこととします。では、順を追って説明いたします。
●1. 洗髪前のブラッシング
まずは髪と地肌のために準備体操。お風呂に入る前に、櫛通り良くする程度に、優しくブラッシングしてください。
●2. シャワーで洗う
次にシャワーのお湯だけで洗います。この時に、ブラシで髪を梳かしながら、全体を洗います。お湯のみでかなりの汚れが取れますし、髪全体が濡れていた方が、石鹸の泡立ちがイイです。
●3. 地肌を中心に石鹸で洗う
ここからが本番。石鹸を手に持ち、地肌中心に洗っていきます。泡立ちさえすれば、これでもかっ〜!てぐらい、地肌をめがけて石鹸を擦り付けてしまってかまいません。地肌付近の髪そのものが「泡立てネット」の働きをして、ブクブクと泡立てばOKです。
でも、石鹸洗髪を始めてしばらくは、泡立ちがとても悪く、何度も石鹸を付けても、スグ泡が消えてしまうハズです。私自身も石鹸洗髪を始めてから約1週間程は、泡立ち最悪でした。最初はしんどいです。石鹸が全く泡立たない場合は、いきなり石鹸を地肌に擦り付けずに、いったん手や泡立てネットで泡立ててから、つけたほうが無難です。そして、1度濯(すす)いでから、もう一度泡立てるようにします。
髪の毛に整髪料を付けている方なら、地肌で泡立てた泡を手櫛で髪の毛に優しくとかしながら、整髪料を洗い流していく感じで十分です。
●4. ブラシを使ってしっかり濯ぐ ☆ポイントその1
姫バラ流の濯ぎのポイントはブラシを活用すること。髪の毛の流れにそって、無理のない範囲で、梳かしながら濯いでいってください。
石鹸洗髪が初経験の方は、ブラシで梳かしながら濯ごうとしても、ナカナカ櫛が通らないハズです。無理矢理に梳かすと、髪の毛が痛みますから、櫛が通る範囲で毛先だけ梳かしてください。
櫛が通らない部分はシャワーを、髪全体に当てて、手で梳かしながらすすいで下さい。私自身は地肌の濯ぎは洗面器にお湯を貯めながら(シャワーで)、頭を入れて洗面器を動かして、パシャパシャ地肌の辺りを何度か貯め濯ぎしてます。
ブラシで梳かしながら、シャワーをあてると、髪全体がすすげて、石鹸カスも落とせます。櫛通りもよくなりますので、頭皮から毛先に向かって梳かしながらすすいで下さい。ここで石鹸成分を残すと、後でキシキシしたり、ベタベタします。
●5. 石鹸洗いと濯ぎを2〜3度繰り返す
2度目は、最初より少し泡立つと思います。私自身は、最初の1週間ぐらいは、石鹸洗いと濯ぎを5、6回繰り返して、やっと泡立ちました。1週間で石鹸1個なくなりました(笑)。ただし、私の場合は市販のケミカルな洗髪やパーマでかなり髪が傷んでいたせいもありますので、特別なケースかもしれません。最初の石鹸洗いで泡立ちが悪かった人、整髪料を毎日つける人、頭皮が脂っぽい汗かきの人、シャンプーの頻度が何日か置きの人は、石鹸洗いと濯ぎは2〜3度繰り返すことを目安にしてください。
逆に、バリバリの石鹸洗髪派の方や、石鹸洗髪にかなり慣れてきた方、スッキリ短髪の方(特に男性)でしたら、一度の石鹸洗いと濯ぎだけでもよく泡立つと思うので、一回でも良いと思います。
●6. コンディショナーでPH調整と栄養補給 ☆ポイントその2
姫バラ流のコンディショニングのポイントも、ブラシを活用すること。
石鹸洗髪用のコンディショナー(ルクサ版を推奨)を手に取り、毛先中心に髪の毛に馴染ませていきます。手櫛や手の平で優しくさっと全体にのばします。次に、ブラシで髪の毛全体に梳かしながら、髪一本一本の根元から毛先まで十分にコンディショナーがいき渡るようにします。ブラッシングをすることで、コンディショナーの使用量も少な目で済み、洗い上がりもシットリサラサラになる利点があります。地肌には、最後に髪の毛に付いてるコンディショナーの「シズク」で十分伸ばせます。
コンディショナーの目的は、石鹸洗髪で弱アルカリになった髪と地肌を本来の弱酸性に戻すこと(PH調整)。そして、シアバターやホホバオイルなど髪の栄養補給に良い成分を行き渡らせることです。健康な髪と地肌のためにも、市販のケミカルなリンスやコンディショナー(シリコン剤入)ではなく、石鹸洗髪にふさわしい天然由来のコンディショナーをお使いください。
数分置いてから、髪を軽くブラシで梳かして濯いで完了。コンディショナーを良く馴染ませてあるので、濯ぎは十分にしないと、ベタベタの原因になります。石鹸をこすりつけた時と同じ気持ちで、これでもかっ〜!っていうぐらい、しっかりと濯いでください。
お風呂上がりには、タオルで髪を優しく挟むようにしておさえながら水分をとります。ロングヘアーの方は、必要に応じてドライヤーで乾かしてください。髪が乾いたら仕上げのブラッシングです。
★最後にブラシの選び方について書きます。
ブラシは毛先が丸くて、地肌にあたっても痛くない弾力のある柔らかめのものをオススメします。材質は、全体がプラスチックでかまいません(ゴムや金属が含まれていても可。木材は水で軋むので不可)。
各自それぞれに髪質や好みが違いますから、自分にあったヘアーブラシがみつかるまで、いくつか試してみてください。洗髪用の特別なブラシ(クッションコーム)でなくても、値段は高くなくても、100円ショップやドラッグストアーで売っているような普通のタイプのものでOKです。手にもちやすく、地肌や髪を痛めず、水に濡れた髪でもスウっと髪通りが良いものが理想です。
私が愛用しているのは、写真1にあるように、楕円タイプ(水色)のもので、柄がついてもちやすいタイプです。その他、ルクサーノがマレーシアでみつけたような毛先が丸々の3種(写真2)もあります。皆様に合った、良いブラシがみつかることを願っております。
以上でおしまいです。
かしこ
文 :姫バラ
編集:ルクサーノ内村

店長による脚注
*1. 姫バラさんは、ルクサのお客様の一人です。ルクサへのメールを通じて、「脱ケミカル」をテーマとする、自らの石鹸洗髪術やスキンケアを綴った豊富な体験談をいただきました。今回の記事は、姫バラさんが執筆した文章を、ルクサ店長が編集したもの。が、「編集」と言いながら、姫バラさんのキャラクターをちょこっとだけ脚色した部分があることを、ご容赦ください。
ちなみに、日本にいる姫バラさんから写メで送ってもらった上の「写真1」のバックに、うっすらと姿がうっています(心霊写真ではありません)。また、姫バラさんのイラストを描いた「ぽめろ」は、クアラルンプール在住の謎の中学生姉妹マンガ家です。
*2 ルクサーノは、ルクサ店長のペンネーム兼ニックネーム。正確には、ルクサーノ内村。
*3 石けん百貨さんは、ルクサ石鹸を日本で販売いただいているパートナーであり、石鹸生活を志す者なら一度は訪れたことがある老舗の人気ネットショップである。石鹸シャンプーに関する詳細な解説やビデオは、今回の記事をつくるにあたって参考にさせていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。「石けん百貨」のURLはこちら。
http://www.live-science.co.jp
*4 メリジェ〜ンの人。兄は「うしろの百太郎」「恐怖新聞」で一世を風靡した、漫画家のつのだじろう。
*5 「別冊マーガレット」にて連載されていた中原アヤによる少女マンガの題名。ラブ★コンとは、ラブリー・コンプレックスの略のこと。余談であるが、マンガ中胸キュンのあまり死にそうになることを「キュン死に」と言う。☆がつく最近話題のマンガには「らき☆すた」もある。最後に蛇足ですが、音楽ではブラコン=ブラック・コンテンポラリーっていうジャンルもありましたね。
|